韓国の南原市で、小中高の学校給食関連の食中毒が疑われる患者が発生し、3日間で1000人を超えた。

　原因究明の調査の結果、共通して納品を受けたキムチからノロウイルスが検出されたことが確認された。

　南原市は該当業者のすべての製品に対して暫定的に製造・流通・販売の中断措置をとり、食中毒の拡散防止に努めている。

　ウイルスは通常、糞口経路によって伝播し[3]、汚染された食品や水、または人と人との接触による可能性がある[3]。汚染された物体の表面を介したり、感染者の嘔吐物からの空気を介して広がることもある[3]。リスクファクターには、不衛生な食事の準備、密集した場所の共有がある[3]。

　世界では、年間約6億8500万件のノロウイルス発症者と、20万人の死亡をもたらしている[6][7]。
　米国においては食中毒ケースの約半分がノロウイルスであった[3]。

　この事故では自力で脱出して助かった生徒が75人いた。当時、亡くなった生徒の父親に話を聞いた際、こんなことを話していた。

「セウォル号惨事の場合は、事故の特殊性もあって最初は心配する声も多く、被害者支援もありました。しかし、政治に振り回されて、共感されたと思ったら批判の対象になったりと、葛藤が繰り返されました。その過程で被害者への誤解が生じて中傷されたりして人を信じることができなくなってしまった子もいました」